幼稚園の先生からの感想3

楽つみ木広場

私にとっては初めての楽つみ木広場でした。

どのようなものなのか、パンフレットで拝見していましたが実際に目の前にすると、想像とは全く違った世界が広がり、驚きと感動の連続でした。
まずはつみ木のシャワーから始まり、つみ木のヒノキの香りとともに歓声が湧き起こり、楽つみ木広場が始まりました。保護者の方はもちろん、私たちも子どもと距離感を持ってこの楽つみ木広場に参加することが条件でしたが、つい「~を作ったらどう?」と言ってしまったり、一緒になってつみ木を積み上げている自分がいて、なかなか距離感を保つことが難しかったです。
つみ木の形には3種類あり、1種類だけを使っている子が多くいましたが、3種類を組み合わせて使うことでまた違った世界がどんどん広がっていくことが分かりました。
子どもたちは試行錯誤しながらそれぞれのつみ木を工夫してつかって作品を創り上げていき、普段集中力の続かない子も時間を忘れてしまうほど夢中になっている姿が見られました。
時には、時間をかけて創り上げたものが崩れてしまい、涙を流す子もいましたが、最初につみ木おじさんがお話して下さったように、「まだ時間があるから大丈夫。がんばろう。」と言ってすぐに諦めずにまた積み上げる心が、子どもたちの中に芽生えて初めていたと思います。
また、保護者の方たちも少し恥じらいながらでしたが、子どもたちに負けないくらい夢中になって協力し合って積み上げていました。つみ木はとてもシンプルなものですが、年齢を問わず、子どもだけでなく私たち大人までも夢中になれて楽しめるものだと感じました。そして、作品を作りあげて終わりではなく会場を暗くして一つの電球をつみ木の中に入れて灯す演出にはとても感動し、その感動をその場にいるみんなで共有できたことが嬉しかったです。
一つひとつの作品を全員でみて、褒めていくことで子どもたちより深い達成感を得ることができ、自分への自信につながります。
本当にどの作品も言葉が出ないほど素晴らしく、子どもたち一人ひとりの発想力の豊さに改めて驚きました。
最後に時間をかけた作品を思いっきり壊すのではなく、やさしく抱きしめて「ありがとう」と感謝の気持ちを込めて崩す姿には言葉にできない感情が込み上げてきました。

最後に子どもたちからの感想では、このつみ木広場に参加した、「楽しすぎて言葉に出来ない」と言った子どもの言葉が頭から離れません。今日一日を終えて、私たちは普段、「~をしなさい」「~を書きなさい」と言って最初から決まったことを子どもたちにさせてしまいがちだと思いました。これからは、この楽つみ木広場のように子どもが発したことを自由に表現できるような機会を日常の保育でも作っていき、すぐに結果を求めてしまうのではなくその過程を大切に、そして時には見守ることも大切にしていきたいです。



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