幼稚園の先生からの感想1

親子ふれあい参観 つみ木広場を終えて

この度はお忙しい中、そしてこの無謀なお願いにも応えていただきまして、本当にありがとうございました。

前年度は期待で興奮していましたが、今年度はとにかくハードスケジュールの上、年少組(3歳児)の参加が未知なプログラムだったため、少し不安で緊張しておりました。
しかし、そんなことを悩まなくても、子どもたちはあの3種類のつみ木に夢中になり、あっという間に時間は過ぎて行きました。年長・年中組はもちろんのこと、年少まで夢中にさせてしまうこのつみ木には本当に驚き、そして、つみ木おじさんの子どもたちに接する情熱が感じられた一日でした。
終わりの反省会では、一日を無事終えた安堵感からか、頭痛が襲い、正直言うと自分が皆の前でどんな話をしたのかあまり記憶にありません。(申し訳ありません・・・・)  
昨年度末に、3千個のつみ木をいただき、4月から毎日のようにつみ木で遊んでおります。毎日の様子を観察していますが、子どもたちは積んでは崩し・崩れ、また積んでは崩し・・・その繰り返しです。そしてお終りには、部屋の片隅にある一個のつみ木をも逃さず拾い集め、言われなくても片づけをしています。なぜだろう?ゲームやテレビ、既成のおもちゃなど、子どもたちの周りにはあふれんばかりの遊び道具はあるのに、すぐに飽きてしまい、次のものに気うつりして行くのが実情です。それなのに、このつみ木遊びは、そのような姿が見られません。今日、このつみ木広場を少し離れた立場から観察し参加し気付いたことがあります。つみ木広場には「こうしないといけない」「こうならないといけない」というような答えが決まっていないのです。3種類のつみ木を使い、高く積んでもいいし平らに繋げてもいい、ぐちゃぐちゃでもまとまれば何かに見えてくるのです。ゲームにはゴールがあってもクリアすればそれで終わりです。でも、つみ木遊びには正解も決まっていないしゴールもない、無限の遊び道具なのだということがわかりました。そして、友達や家族と一諸に楽しめる体験が出来るのです。そして、その中には、考える力、協力する力、人を思いやる気持ち等、様々な力を身に付けることが出来るのです。それが絡み合って、子どもたちに心地の良い遊び・経験となってくるのでしょう。だから毎日でも、何回でもつみ木遊びに夢中になることが出来るのだと、感じました。  
今後は子どもたちにも、つみ木遊び以外でも、この心地良い経験が出来るような保育や遊びを共に見つけていきたいと思います。また、今日の感動を忘れず、つみ木遊びを続けていきたいと思います。  
この度は、本当にありがとうございました。



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